介護士が力仕事と言われる理由

介護士が力仕事と言われる理由

介護士が力仕事と言われる理由 介護士の仕事と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、力仕事であるということかもしれません。
一言で介護士の仕事と言っても実に多岐にわたりますが、基本的には食事や入浴、排泄などの面で必要な介助を行って、生活のための支援を与える仕事であると言うことができます。
実際、多くの高齢者の方々にとって、自分で食事をとったりお風呂に入ったり、またトイレに行ったりすることは大変困難で、どうしても他人の助けが必要となります。
こうした点を考えると、介護士の仕事が力仕事であると言われるのももっともなことと言えるでしょう。
特に介助を必要とする人が大勢いる施設で働いている場合、もしくは要介護の度合いが高くほとんどのことを自分で行えない人を介助する場合、には確かに体力が求められると言うことができます。
一人を車椅子に乗せたかと思うと、別の人を寝かせたり、さらにはトイレに連れて行ってあげたかと思えば、別の人のおむつを交換するなど、介護士には行うべき仕事が実にたくさんあるからです。

介護士の腰痛対策とテクニックを使用し介護を行うこと

介護士の腰痛対策とテクニックを使用し介護を行うこと 介護の仕事を行う際、自分で動くことが難しい要介護者をベッドから車椅子へ移動させる等、様々な仕事を行うことになります。
様々な仕事を行うことで介護士が腰痛を発症する可能性もありますが、テクニックを使用すると腰痛を防ぐことができます。
腰痛を防ぐには全身の連動性を高めることがポイントとなります。
全身の連動性を高めるためには、要介護者を持ち上げる際は腕だけを使用するのではなく、背中を連動させて抱えることが大切になると考えて間違いありません。
要介護者が自分で体を動かすことができない場合は体を寄せて一体化し、要介護者より自分の骨盤の位置をできるだけ下げることがポイントとなります。
要介護者を座った状態から立ち上がらせる場合、具体的には要介護者の膝を立て、背中の方から抱きかかえることで一体化します。
一体化した後は腰の位置を下げ、要介護者の膝の内側に手を回して抱え、立ち上がってきたら手を離すと考えて間違いありません。
要介護者のつま先と立てた膝がまっすぐになるように重心を前に傾けると体重を自然に足に乗せることができ、介護士が腰を痛めることなく、スムーズに立ち上がらせることが可能となります。